■【きっかけ】
 私の前職は看護師でした。
何故喫茶店のオーナーになったか?」
皆さんによく聞かれる質問の一つです。
看護学校卒業後は病院の小児科病棟に勤務していました。
4年後結婚を機に退職。名古屋駅のビル開業でOL時間の勤務。
この間に子ども2人を生み産休を取りながら働いていました。
その後、知り合いの医師が開業するのを機に退職し、
町の開業医に師長として就職(当時は職員5名でした)
その間に3人目を出産。産後も仕事を続けていましたが、
1999年1月夫が他界。中川区から転居することになり退職。
一宮市に引っ越し後は訪問看護の方向に進もうと勉強を始めていたのですが、
バドミントンをしていてアキレス腱断裂!手術、ギプス生活に入り、
それでもケアマネジャーの資格を取ろうと勉強はしていたのですが…
ギプスを外しさあリハビリというときに転倒し、二度目のアキレス腱断裂!
自宅でのんびり生活を送っていたら、看護師にもどれなくなってしまい、
さあどうしようと思い立ったのが喫茶店でした。

■【屋号の由来】
 次によく質問されるのが「なぜ予約席?」
喫茶店をやろうと思い立ってからは、喫茶店でアルバイトをしながら
経営の目で喫茶店めぐりをしてオーナーさんとお話をしていました。
その頃は賃貸マンションに暮らしていましたので、物件も考えなくては
いけなかったのですが、幸い実家の土地があったので、そこに店舗兼住宅を
建てることで話が進んでいきました。
どんなお店にしようかな?屋号はどうしようかな?
なんて考えているときに、さだまさしのコンサートに行く機会があり、
そこで初めて聴いた「予約席」という曲(佐田玲子さんが歌いましたが)
2番の歌詞に一回だけ出てくるこの予約席というフレーズに何故か魅かれ、
早速CDを買い、歌詞カードを読み返し「これだ!」と決定。
建物の構想はまだ何もできていない時期でした。
どのようにしてお店が出来上がっていったかは…(続く)

【予約席 歌詞】

予約席
作曲︰さだまさし
作詞︰さだまさし

かなしいね やさしいね
生きているって すごいね
泣かないで 負けないで
私 生きてみるから

花の降る午後に 春は暮れてゆく
光咲く夏は 海へと帰ってく
人は一体 生きてるうちに
いくつの「さよなら」を言えばいいのだろう
あなたの笑顔に 出会えなかったら
今でも私は 「さよなら」に縛られて
誰かが待っていてくれること
信じなかったと思う
もしかしたら こんな私でさえ
誰かが求めてる
いつか誰かの 支えになれる
場所があると思う

かなしいね やさしいね
生きているって すごいね
泣かないで 負けないで
私 生きてみるから

山を染め乍ら 秋は去ってゆく
積もった雪なら いつか消えてゆく
人は決して独りきりで
生きている訳じゃない
いつかきっと こんな私でさえ
誰かが待っている
私の為の 予約席がある
それを信じてる

かなしいね やさしいね
生きているって すごいね
がんばって がんばって
私 生きてゆくから

かなしいね やさしいね
生きているって すごいね
泣かないで 負けないで
私 生きてみるから