■【木工房すえひろとの出会い】
お店の屋号を「予約席」と決めたことで、手作りの椅子にこだわってみようとパソコンで検索。ヒットしたのが「すえひろ家具」。
その頃は一宮市末広町にありました。
思い切って店内をのぞくと、そこには落ち着いた雰囲気の家具たち。
値段を見た時に心の中でちょっとため息…それでもウロウロしていると、オーナーと思われる男性の方が接客中。
お話の中にもこだわりを感じながら、さらにウロウロ。
「何かお探しですか?」声をかけられ思わず「喫茶店を始めようと思って…」と答えていました。何故か「屋号」を決めた方がいいと言われ、「予約席です」と一言。
「喫茶店は儲からないからやめた方がいい」と言われたようですが、私の記憶にはなくそのまま、奥様ともお話をしました。
椅子に腰かけお茶をいただきながら、とても居心地がよく時間を忘れてしまうほど。
奥様の妹さんともお店でお話をして、その方のご主人が大工さんで、自宅をリフォームした喫茶店があるからと案内していただきました。
そこから喫茶店めぐりが始まりました。
実家の土地に店舗兼住宅(その頃は賃貸マンションに在住)を作ることになり、設計をその大工さんにお願いしました。
何度も何度も自分の想いを伝え、そのたびに希望に添えるようにと考えていただき、提案していただき、打ち合わせを重ねていきました。
その間にも喫茶店めぐりをして、オーナーさんとお話をして、店内をいろいろ見て参考にさせていただきました。
お店だけでなく、自宅のことも考えながらでしたので、子どもたちの意見も聴きながら、設計図ができるまでには結構な時間がかかりました。
「予約席」という屋号に導かれたすえひろさんとの出会い。
そして大工さんとの出会い。
まさしく運命の出逢いでした。
この後着工していくのですが、この先はまた次回。